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自分が耐えられる損失に合わせた投資をするのは、何よりも大切

 株式は、大きな値上がりが期待できますが、大きく値下がりする可能性のある資産です。一方、債券は、大きな値上がりは期待できませんが、大きく値下がりする可能性の低い資産です。

 あなたが耐えられる以上の損失がでないように、株式と債券を組み合わせましょう。もっとも重要なのは、収益よりも、資産の上下をあなたが耐えられる額に抑えることです。

  • 投資する資産で、得られる収益が大体決まる
  • もっとも収益が高い株式に、集中投資すればいいのでは?
  • 株式だけに投資をすると、資産の上下が激しくなる
  • 一番大切なのは、資産の上下を、自分が耐えられる額に抑えること
  • 自分が耐えられる額を認識しないで投資するということは、必ず損をする投資をすると言うこと
  • もっとも重要なのは、収益ではなくリスクということを忘れないでください

投資する資産で、得られる収益が大体決まる

 どの資産に投資するかで、期待できる収益は大体決まっています。株式の場合、日本株式に投資した場合、4.8%の収益が望めます。また、外国株式に投資した場合、5%の収益が望めます。

 また、債券の場合、日本債券に投資した場合、3%の収益が望めます。そして、外国債券に投資した場合、3.5%の収益が望めます。

 これらの収益のデータは、「年金積立金管理運用独立行政法人」が公表しているデータです。年金積立金管理運用独立行政法人というのは、あなたの年金を運用している公的機関です。年金は、これらのデータ使って、運用されています。


もっとも収益が高い株式に、集中投資すればいいのでは?

 上記の「期待できる収益」をご覧いただければ分かるように、外国株式の収益がもっとも高くなっています。

 それなら、全て外国株式に投資すればいいじゃないか!と思われるかも知れません。投資できる資金が限られている以上、もっとも効率的に投資をしたいと思うのは当然です。

 持っている資金を、外国株式だけに全部投資すれば、年5%の収益が期待できるわけですから。例えば、資金が1,000万円あれば、年50万円の収益が期待できる計算(=1,000万円×5%)になります。


株式だけに投資をすると、資産の上下が激しくなる

 ただし、株式ばかりに投資すると、”資産の価格変動の幅”が非常に大きくなります。つまり、値段が上がるときも、下がるときも大きく変動してしまうのです。ニュースなどで、日経平均株価が○%の暴落といったニュースをご覧になったこともあるのではないでしょうか?

 この資産の価格変動の幅のことを”リスク”といいます。どれだけ価格が変動する可能性があるかを、数値で表示しているのです。例えば、リスク:20%と表示されていれば、その資産は「年に20%上下に価格が変動する」と判断できます。

 収益が大きい資産ほど、リスクも大きいです。投資の世界では、ハイリターン・ローリスク(=収益は大きく、資産のブレは小さい)という商品はありません。そんなものをうたう商品があれば、詐欺を疑ってください。

 実際にリーマンショックの時には、株式のみに投資していた場合、一時的に50%の損失がでました。なお、リーマンショックは、100年に一度の暴落と言われるくらいですから、この例は少し特殊かもしれません。ただし、株式のみに投資する場合は、30%の損失が一時的にでることは覚悟しておかなければなりません。


一番大切なのは、資産の上下を、自分が耐えられる額に抑えること

 リスクを下げるには、投資する資金に日本債券を組み入れるのが有効です。リスクの高い株式と、リスクの低い債券とを組み合わせることでリスクを下げるのです。

>>許容できるリスクに合わせて投資をするには、複数の資産を組み合わせること

 どの程度、日本債券を含めるかは、自分が耐えられるリスクと相談して決めましょう。日本債券を多く組み入れるほど、リスクはより多く下がっていきます。なお、外国債券は、期待できる収益に比べ、リスクが高すぎるので不要です。

 ちなみに、日本債券を組み入れるのではなく、日本債券を組み入れる分を預貯金にする(=投資しない)―という方法もあります。この場合、預貯金の収益(年:0.02%)は、日本債券の収益(年:3%)よりも低いですから、資産から得られる収益は下がってしまいます。ただし、預貯金は1,000万円まで元本が保証されていますので、日本債券に投資するよりも安全性はとても高いです。


自分が耐えられる額を認識しないで投資するということは、必ず損をする投資をすると言うこと

 例えば、10%の損失しか耐えられない方が、20%の損失があり得るほどの株式を組み入れてしまったとしましょう。この方は、20%の損失がでているときに耐えられずに、投資資産をすべて売却し、資産運用を終了してしまうでしょう。そして、値段が元に戻ったときに「売らなければ良かった・・・」と後悔することになるのです。

 このように、耐えられる以上のリスクを負う投資をすれば、必ず損をします。上記の例だと、10%を超える損失がでれば必ず売却してしまうので、10%の損が必ずでる―投資を行っていることになります。

 投資商品は、必ず下がるときがあります。下がったときに自分が耐えられる額までしか下がらないように、リスクを日本債券(または預貯金)で調整することが重要なのです。


もっとも重要なのは、収益ではなくリスクということを忘れないでください

 将来必要なお金を作るためには、継続的に積み立てることが絶対に必要です。投資をせずに、何千万円も用意するには、月10万円以上の積み立てが必要なる場合も多いからです。月数万円の積み立てで目標額を達成するには、投資による高い収益率がどうしても必要になります。

 積み立てを途中で止めてしまわないためにも、ご自分がどれくらいの損失に耐えられるか?をまず考えてください。このステップを飛ばして投資を始めてしまうと、あまりの損失の大きさにびっくりして、投資資産をすべて売却してしまうことになるでしょう。

 また、耐えられる損失以上の投資をすると、資産をすべて売却する―とまで行かなくても、仕事が手につかなくなってしまう可能性があります。大きな損失がでている場合に、仕事中も株式の相場が、気になってしょうがなくなるのです。くれぐれも、自分が耐えられない―リスクを負う投資をしないでください。






「おすすめ投資信託」を解説した記事はこちら
>>http://toshin.teiiyone.com/cat98/




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